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俺たちに明日はある 【投稿日 2006/06/03】 未来予想図 序章 *** 朽「…で、何で最近部室に来ないんですか~??」 朽木君は単刀直入に聞いた。 斑「いや、だってさー…そろそろ潮時かなーと」 朽「何の潮時なんデスカ~??」 斑「………。つーか、何でそんなに俺をここに来させたいわけ?」 4月の中ごろ、最近部室に顔を出さなくなった斑目を朽木君が呼び出した。 朽「だって、新会員入らなかったんデスヨ!! 今、就職活動中アンド単位もうほとんど取っちゃった大野さんと、会長になったばかりの荻上さんと、ワタクシしかいないんですにょ!?ワタクシも一応就職活動してますし!」 斑「…あれ、笹原の妹さんは?」 朽「恵子さんも仕事探しで忙しいそーです。もともとあんまり来てなかったし」 斑「そうかあ…。みんな変わっていくんだなあ………。(遠い目)」 朽「たそがれないで下さいにょ!こんな人少なくて活気がなかったら廃部になるにょ!」 斑目の低いテンションとは対照的に、朽木君はなんだか必死だ。 斑「うーん…北川さんがいた頃はそういう危険性があったけど、今はどーだろ?」 朽「活気が少ないのが問題なのデス!ワタクシが一人、悪目立ちするにょ!」 斑「…それは今さら心配することじゃないような」 朽「それに大野さんと荻上さんの腐女子会話に入っていけないにょ!!男一人でとっても肩身がせまいので斑目さんも是非味わってみるにょ!あの空気!!」 斑「道連れかい。つーかそんな理由で来させたいんかい(汗)」 朽「簡単に簡潔に端的にわかりやすく言うとそーです」 斑「…いつも正直なのが朽木君の長所だよな。…短所でもあるケド」 気が進まなそーな斑目を見て、業を煮やした朽木君は椅子から急に立ち上がり、大声で言った。 朽「斑目先輩、日和ってるにょ!現役の頃を思い出してみるにょ!!」 斑「…は?現役?」 朽「ここに斑目さんが大学二年の頃の『メバエタメ』がアリマス。」 朽木君はやや黄ばんだ表紙のコピー本を取り出した。 斑「うわ、懐かしー…」 朽「えーと、『(ダミ声で)マムシ72歳。まあワシなどはしにょぶしぇんしぇいのすとーんとしたスーツ姿を見るだけでハァハァできるからすべてが名シーンと言えるがの。』ほうほう。」 斑「音読するなあああ!!(汗)」 朽「『……あのネ、何かもうネ、触覚とかが見えただけでもおぢしゃん泣くほど萌えちゃうノ。少シ壊れ気味ナノ。(泣)』 …少しどころじゃないですな」 斑「ば、ちょ、もーやめんか!!」 斑目は慌てて立ち上がり、朽木君からメバエタメを奪おうと手を伸ばすが、クネクネした動きでかわされる。 朽「昔の斑目先輩はもっとはじけてたにょ!それが今はどーデスカ!すっかり社会人気取りですか!」 斑「社会人だしな!つーか今でもそんなんだったら痛いだろ」 朽「自分で痛いって言っちゃうんデスカ!?」 斑「…『認めたくないものだな若さゆえの…』」 がっくりと肩を落とす斑目。 斑「てゆーかさー、俺ももーいい歳なんだからさぁ…」 朽「若者が何を言ってるでありますか。ボクチンなんかまだまだ心は少年ですにょ」 斑「朽木君はもう少し大人になれよ(汗)」 朽「大人になるっていうのはそんな風にじーさんみたいになることなんですカー!?」 斑「色々あんだよ…仕事のこととかさー」 朽「色々ってナンデスカー?」 斑「う…だからその…色々」 さっきから堂々巡りだ。 朽「というわけで部室に来て下さいにょ」 斑「つながらねー!直前までの会話とつながらねーーー!」 朽「もー観念したらどーですか?そんな優柔不断だから、原作でも斑目さんは『未完』ってつきそーな感じで終わっちゃったんじゃないデスカ!」 斑「原作とかゆーな!朽木君だって最終話グダグダだったじゃねーか!」 朽「………顔が切れてたの…、アレ、わざとですかね?」 斑「うわ、気にしてたんだ!(汗)」 朽「さすがに心の広い朽木学ことクッチーでも、あれは流せなかったデスヨ。コミックスで直ってたらいいんデスガ…」 斑「いやでもアレ、真ん中だからねぇ…無理なんじゃ…」 朽「次期会長も、てっきりワタクシだと思ってましたのに…」 斑「『それはない』」 朽「ガー!!何デスカこの冷遇ぐあい!ボクチン、他の人と扱い違うにょ!!」 斑「まー仕方ないね、朽木君変だからねー」 朽「『個性的』なのを『変』という言葉でひとくくりにしないでくれますかにょ!」 斑「『変』なのを『個性的』という言葉に置きかえんなよ!」 朽「フフーン、そーデスヨねぇ。キャラ作ってる人には『変』にしか見えないですよねぇー」 斑「悪かったな普通で!変なモンは変なんだよ!」 だんだんテンションが上がって来た二人。 朽木君の挑発のせいか、だんだん昔の血が騒いできた斑目。 朽「開き直りは見苦しいにょ斑目先輩!」 斑「誰が開き直ってるって?開き直って『個性的』とか言ってる君に言われたくねーな!」 朽「おや逆ギレですか。あーそうですか。 ………………逆ギレ勝負なら負けたことねーよ!!!」 斑「俺だってえーと、自爆勝負なら負けたことねーぞ!!!」 斑目VS朽木。火花を散らしながら不毛な闘いが火蓋を切って落とされ………!! 数分後に終わった。 斑「………何でこんな意味のない争いしてるんだ、俺らは…」 徒労感に深いため息をつく斑目。 朽「でも久々に燃えましたにょ~!!」 斑「俺は疲れた…」 ズズズ、と椅子に座り込んだ。 朽「しっかりするにょ!今日ボクチンは確かにこの目で見たにょ、斑目さんの昔の勇姿を!!」 斑「はぁ………?」 朽「もっと斑目さんが活躍する姿が見たいにょ!だから部室に来るにょ!どーせヒマなんでショー?」 斑「ヒマじゃないわい!…でもさー、もーそろそろ読んでる人も、『斑目はもういいよ』って思ってるって。 ………うわ、絶望した!!自分で言ってて絶望した!!」 朽「自虐ネタはやめるにょ!それに、まだげんしけん人気が続く限り、斑目さんもいけるハズにょ!! むしろ心配なのはボクチンの人気にょ!」 斑「…心配するほど人気あったっけ?(ぼそり)」 朽「ということはこれから上がることはあっても、これ以上下がることはないにょー!!」 斑「どっから沸いてくるんだ、そのポジティブ思考(汗)」 朽「で、どーするんデスカ!?」 斑「えーでも、やっぱさー………」 そのときガチャリと扉が開いて、荻上さんが入ってきた。 荻「………どうも」 朽「あ、オギチンだ」 斑「や、やあ荻上さん、久しぶり」 荻「朽木先輩と斑目先輩、喧嘩でもしてたんですか?3階の廊下に声が響いてましたよ」 斑「え、マジ?そんな大声出してたのか(汗)」 朽「喧嘩じゃないにょ!男同士の話し合いにょー!」 荻「?…はあ、男同士のですか。」 斑「ろくな話し合いじゃなかったけどな…(疲)」 荻「そうだ、斑目先輩ちょうど良かった。」 斑「?」 荻「笹原さんから頼まれたんですけど。『斑目さんに借りたまま、返してない漫画があるから返しておいて欲しい』って言われてて…。 あ、アレ?袋どうしたっけ……あ!そうだ、今朝玄関に置き忘………。(汗)」 斑「あ、ありゃそうなんだ。でも別に急がないからいいよ」 荻「スミマセン。明日必ず持って来るんで…。あの、明日部室来ます?」 斑「え、あーじゃあ、明日来るよ。」 荻「スミマセン。」 朽「…部室来るんですな?」 目をキラーン☆と光らせる朽木君。 斑「あ、アレ?…まーとりあえず明日はなぁ…。」 朽「クククク………素直じゃないナー斑目サンはー!」 斑「う、うるせーな!明日だけだって!」 荻「え、明日以降は来ないんですか?」 荻上さんはびっくりした目でこっちを見る。 斑「う………………(汗)」 結局また部室に行くことに。 (この流れ、お約束だなぁ…てゆーか強引だな…。きっとネタが尽(ry) などと考えながら家路につく斑目であった。 さて、同じくその頃、帰途についた荻上さん。 (朽木先輩と斑目先輩かァ………。 なーんかあの二人、最近仲良くね? 『男同士の話し合い』って、一体どーすりゃあんな大声で喧嘩するってのよ。) (んだげども……。 間違いなく斑目先輩が『受け』だよね。) 脳内で朽×斑ワープを始める荻上さんであった。 END
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何でもいいからぐっすり眠ることができる習慣 日本人が霊的に優れてるって話さ、神智学協会の神話をよーく見て見なさいよ?アーリア人(笑)が霊的に優れた種族だって書いてあるから(笑) 2月17日 キリスト教は嘘やねん!と言ってるやつが和風キリスト教である大本教勢力に多くて笑ってしまうわ。大本教の本教は江戸時代のキリスト教なんだけど? 2月17日 大本教はチベットに視察団を送ったナチスのアーネンエルベや中国の明教など、イラン系宗教+密教系組織を通じて繋がってたんだよ?大本教の万教帰一は明教という中国のマニ教の五教帰一(儒教・キリスト教・仏教・道教・イスラーム)なんだけど? 2月17日 ナチスをユダヤユダヤ煽るリチャード・コシミズはナチスがアーリア人(笑)みたいな印欧語族のオカルト思想にかぶれてた理由はどう説明するかね?まさにアーリア宗教で繋がってたのがコシミズの母体になってる大本教カルトじゃないのかね?つまり大本教とナチスまったく同じアーリア宗教だよ。 2月17日 リチャード・コシミズやら大本教勢力が煽る霊的愛国ってさ、アレってナチスのアーリア人(笑)とまったく同じだからね?ww霊的に優位なアーリア人(笑)を日本人に置き換えただけの粗悪品なんだね。そういうのに騙されるの頭悪すぎ。ナチスをユダヤというやつはナチスのオカルトはどうなんよ? kurochan @kurocha37695991 · 2月17日 分派も大すぎますしね。政治言論系にも無自覚に洗脳されてるのが多数いますね。経験的に。 本文 とにかくグッスリ眠りたい方! なぜ、睡眠をとって休息しているはずなのに、朝がつらいのでしょうか? それは、寝ている間に疲れがとれていないからです。 寝ている間には、日中働いて、疲れたり、傷ついたりした脳の機能を修理、回復 し、学習したことを整理して記憶し、身体の疲労物質を代謝しています。 ただ、休んでいるだけに見える「睡眠」の内側では、生命の神秘とも言える絶妙な 働きで、私達の身体は、驚くほど機能的に、 フルメンテナンスされているのです! そして、私達は、誰もがこの「睡眠」というすごいパワーを内蔵しています。 本来ならば、熟睡をすれば、寝ている間に疲れが回復しているはずなのです。 ところが、現代社会の中には、この睡眠パワーの活躍を阻む要素がたくさんあり、 本来ならば何の苦労もしなくとも手に入るはずの快眠が、 今や憧れと言ってもいいのではないでしょうか? また、起きている時間である「オモテ」の時間を充実させるために、 多くの人は様々な努力をしますが、 それを土台から支える、「ウラ」の時間に価値を置いている人は まだまだ少ないのが現状です。 「オモテ」の時間と「ウラ」の時間は、光と影のようなもの。 「ウラ」の時間が濃ければ濃いほど、また「オモテ」の時間の濃度も濃くなる。 最大の「ウラ」の時間である「睡眠」を充実させることによって、 よりあなたの表舞台を輝かせる。 それが、パーフェクト睡眠の目指すところです。 スムーズに睡眠に移行し、質のよい深い睡眠をとり、 朝、幸せともいえるすっきりとした目覚めをし、 エネルギッシュに、よりクリエイティブに、 そして心豊かに「オモテ」の時間を過ごす。 そんな、パーフェクト睡眠を目指してみませんか? では、そのようなパーフェクト睡眠を得るには、どうしたらよいのでしょうか? まずは、生活の中のちょっとした習慣に気を配ることが、 パーフェクト睡眠のベースとなります。 人類の歴史を見ると、人類の祖先である猿人が現れたのが600万年前、 農耕が始まったのが1万年前です。 その長い歴史の中で、自然の摂理に合わせて、私達の身体は作られてきました。 ところが、電球の発明など、近代文明が始まったのは、たったの200年前。 パソコンの普及はここ20年ほどです。 600万年の間、自然の流れに合わせて生活をしてきた私達が、 ここ200年で変化した、夜でも明るい生活や、 自然のサイクルとかけ離れたリズムの生活を送ることは、非常に無理があるので す。 ですので、パーフェクトな睡眠を得るためには、 このちょっとした生活習慣がとても重要になってきます。 いろいろな入眠テクニックを駆使しても、この習慣が全く行われていなければ、 パーフェクト睡眠を得ることは難しいでしょう。
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セーバーをお気に入りに追加 セーバーのリンク #blogsearch2 セーバーとは セーバーの59%は小麦粉で出来ています。セーバーの28%は明太子で出来ています。セーバーの10%は電力で出来ています。セーバーの3%は知識で出来ています。 セーバー@ウィキペディア セーバー セーバーの報道 HATAKEYAMA 「久シリーズ」 ハタケヤマ ブラック Q TS 硬式 スポーツグッズ ハタケヤマ Q TS ビッグプレイ ピッチャー用 硬式グラブ ミット Q TS 投手用 - 3x3.EXE 本日のニュージーランド1行情報(8日付) オーストラリア・マクロ・統計・その他経済 - NNA ASIA 「マンダロリアン」ビジュアルから読み解くジョン・ファヴローの創作 ─ 「シーズン1公式アートブック」発売に寄せて - THE RIVER 米アメリカン・エキスプレスGBT、特別目的会社と合併で上場へ、新投資家にZoomやセーバー、時価総額6000億円に - トラベルボイス(公式) 「Tri-Xで万全!」コダックの新しいフィルム付きカメラは新しい若者文化を生み出してくれるかな - GIZMODO JAPAN 【業界初】10万円以上するエコセーバーや梯子専用天ツール等のレアな電動工具からハンマードリル、全ネジカッター等の職人さん御用達の工具がどれでも7日間980円(税込)でレンタルできるサービスを開始。 - PR TIMES 【今週の新作まとめ】『ドラゴンクエストけしケシ!』、『機動戦士ガンダム UC ENGAGE』など遊んでるあいだに1日が終わってしまいそうな新作7本! | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通App 線を書いてライフセーバーを操作するカジュアルゲーム「ドロールート」が本日配信開始 - 4Gamer.net 逗子でトークイベント「海で働く人々」 ライフセーバーと救急医招く(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ミスした分、「助けないといけない」。U-17日本高校選抜は“ビッグセーバー”GKデューフエマニエル凛太朗がPK阻止!(ゲキサカ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ひかりTVショッピング、ブラックフライデーで目玉商品がポイント40倍。12/3まで(Impress Watch) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ロレアル ウォーター セーバー、米・TIME誌が選ぶ「THE 100 BEST INVENTIONS OF 2021(2021年の最も優れた発明品100)」に選出 - PR TIMES どうする?ペットと一緒の災害避難 今から備える5つのチェックポイント(Yahoo!ニュース オリジナル Voice) - Yahoo!ニュース 今季でロリスに別れを告げる可能性の高いトッテナム 新守護神候補は意外なあのビッグセーバー(theWORLD(ザ・ワールドWeb)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース SONOS、「Beam (Gen 2)」などがDTSデジタルサラウンドのデコード対応。「S2」アプリアップデートで(PHILE WEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース Steam版『ダライアス コズミックコレクション アーケード』が本日より配信!早期購入割引20%オフ&バンドルパック割引を実施(アスキー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ペットにも救命救急 伊賀市の愛犬家家族が資格取得 | 【伊賀タウン情報 YOU】 - YOU 【レポート】「Tommy Hilfiger GOLF デビューイベント」に、おしゃれゴルファーを目指すビギナー女子が集結! - Regina(レジーナ) アクティブでおしゃれな女性ゴルファーへの発信源 ジャガー「XE」と「XF/XFスポーツブレーク」が年次改良。2022年モデルが登場(Webモーターマガジン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース これでは宝の持ち腐れだ…… 守備が整備されないマンUで奮闘するビッグセーバー (2021年11月8日) - エキサイトニュース ナチュラルなセルフネイルのすすめ ネイル&キューティクルケアグッズと自然派ネイルブランドをご紹介 - Fashionsnap.com ロッテ首位返り咲き!“幕張のライフセーバー”益田球団最多タイ37S 1点差の9回12球締め - スポニチアネックス Sponichi Annex 水辺の事故ゼロをめざして戦うライフセーバー日本一、第47回 全日本ライフセービング選手権大会 優勝は湯河原ライフセービングクラブ - PR TIMES オープンソースのデスクトップ環境「GNOME 41」がリリース - CodeZine(コードジン) 航空運賃登録システムのATPCO、AWSに移行 主要GDSに続きクラウド利用 - トラベルジャーナル 停電時にスマホのバッテリーを節約する方法6つ(ライフハッカー[日本版]) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 溺れた女児を救助 白良浜でライフセーバー富岡さん(紀伊民報) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース メカニカルキースイッチの使える10キー電卓「TENTAKU」を衝動買い (1/3) - ASCII.jp 白良浜の安全守れ 白浜町職員がライフセーバー講習修了:紀伊民報AGARA - 紀伊民報 ケンカの仲裁、迷子の保護も…「ライフセーバー」はどんな仕事? 飯沼誠司が解説(TOKYO FM+) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース Giz Asks 結局、ライトセーバーって実現可能なの? - GIZMODO JAPAN 『東方ダンマクカグラ』400万DL突破。新イベント&ガチャで水着姿のミタマカードが登場 - 電撃オンライン 市内の海水浴場を閉鎖 静岡・牧之原市 ライフセーバーの監視は31日まで継続(静岡朝日テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 富山ライフセービングクラブ設立 水難事故ゼロへ(北日本新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「ライトセイバー」を実現させた海外YouTuber現る 刀身は2200℃でなんでも切ることが可能?(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 海水浴場、“津波フラッグ”で危険を察知!|日テレNEWS24 - 日テレNEWS24 尚志の新たな怪物や矢板中央のビッグセーバーなど…福井インターハイを彩る“逸材45人”を編集部が厳選!~DF・GK編 - サッカーダイジェストWeb 『飲んだら、泳がない。』キャンペーン! ライフセーバーが呼びかける夏のWater Safety - PR TIMES タリスマン・セーバー、B-52H編隊飛行 豪KC-30AとF-35Bが初の空中給油 - FlyTeam 共同演習「タリスマン・セーバー」終了 - FlyTeam 「バースセイバー」はキャラ創造がここまでできる。“うちの子”ゲームを運営して10年のサクセスによる新作ブラウザRPG - 4Gamer.net 故郷の海、命守る 桝屋桃花さん、県ライフセービング協会設立 千里ケ浜海水浴場で活動 /長崎 - 毎日新聞 湘南に涼を求めて 4連休の大磯海岸 | 大磯・二宮・中井 | タウンニュース - タウンニュース NGELGAMES、『ヒーローカンターレ』で「サマーフェスティバル」開催!限定サマーHERO ライフセーバー プ・ウプー参戦 | gamebiz - SocialGameInfo コトダマン、生誕50周年の仮面ライダーとのコラボ第3弾を7月30日(金)より開催決定! - PR TIMES ライフセーバーの密回避 江ノ電が自転車を無償提供 | 藤沢 | タウンニュース - タウンニュース 津波避難呼びかける「津波フラッグ」導入自治体30%にとどまる - NHK NEWS WEB フォレスターが海辺の安全をサポート! 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安息できる場所 依頼主 :ラウバーン(ウルダハ:ザル回廊 X10-Y12) 受注条件:レベル50~ 概要 :ロイヤル・プロムナードのラウバーンは、冒険者に話があるようだ。 ラウバーン 「くそ、ロロリトの奴め・・・・・・。 相も変わらず、私腹を肥やすことばかりを考えおって。 ウルダハの宝は民だ。 財を投じて難民を受け入れ、その才を用いてこそ、 さらなる繁栄を手にできるというのに・・・・・・。 ・・・・・・やれやれ、愚痴を言っても始まらんな。 後ほど「不滅隊:作戦本部」に、顔を出してくれ。 関係者を集め、今後の話をつめねばな・・・・・・。」 不滅隊:作戦本部のラウバーンと話す テレジ・アデレジ 「流入する難民を受け入れるのは時流だ。 問題は、いかにしてウルダハと難民の双方に、 利をもたらすか、それが政治なのだよ。」 ラウバーン 「ウルダハは今、共和派の勢力が強すぎる状態だ。 王党派・・・・・・ナナモ様を持ってしても、あのとおり。 再度集ったところで、結果は変わらんだろう。」 アルフィノ 「まさか、ドマ難民の受け入れが、 ああも拒絶されるとはね・・・・・・。 ウルダハは、エオルゼアいちの経済大国だ。 ・・・・・・ここに断られるようでは、 ほかの都市で嘆願したところで、結果は同じだろう。 それに、ラウバーン局長のいうとおり、 今のウルダハは、王党派と共和派の均衡が大きく崩れている。 ・・・・・・我々は、そこに足を踏み入れるべきではない。 難民の中には、子どももいるという話だったな・・・・・・。 あまり、悠長にしている余裕はない・・・・・・か。 私だ、アルフィノだ。 例の件だが・・・・・・。」 ユウギリ 「我らのために尽力していただき、感謝する。 ・・・・・・わかっていたつもりだが、 やはり、放浪の民は忌むべき存在なのだな。 ・・・・・・しかし、我らも戻る故郷はない。 せめて、一時の宿でもあればよいのだが・・・・・・。」 アルフィノ 「・・・・・・それはよかった、急がせてすまなかったね。 では、後ほど。 待たせたね。 ユウギリ殿、なんとかなりそうだよ。」 ラウバーン 「・・・・・・どういうことだ?」 アルフィノ 「ドマの方々を、レヴナンツトールで受け入れるために、 冒険者ギルドとの折り合いがついてね。 同地の拠点拡張には、まだ多くの人手が必要だ。 ミンフィリアに当たってもらっていたのだが、 交渉が上手くいったようだよ。 ・・・・・・ただし、条件がある。 「レヴナンツトール開拓団」となり、彼らに協力すること。 それでよければ、君たちの一団を受け入れるとのことだが・・・・・・。 ・・・・・・いかがだろうか?」 ラウバーン 「なるほど、それは妙案だ。 レヴナンツトールは、いずれの国にも属さず、 政治的干渉も少ないしな・・・・・・。」 テレジ・アデレジ 「つまり、ロロリトのような輩の影響も薄い。 我々としても、援助しやすいというのものだよ。」 ユウギリ 「・・・・・・わ、我らを受け入れてくれるというのか!? も、もちろん、承諾させていただく! 皆々の誠意に、心より感謝する・・・・・・。」 アルフィノ 「しかし、レヴナンツトールは遠い。 疲れ果てたドマの方々の移動には、準備が必要だろう。 ウルダハの冒険者ギルドにも、協力を仰いだほうが良いな。 私は、この足で「クイックサンド」へ向かう。 Niuniu、君もあとで来てくれ。」 ラウバーン 「ならば我々は、銅刃団と不滅隊の一部を支援に回そう。 ・・・・・・ユウギリ殿、いっしょに来てもらえるかな。 貴公らの一団の規模を、今一度説明してほしい。」 クイックサンドのアルフィノと話す アルフィノ 「ウルダハの冒険者ギルドの協力を取り付けた。 移動の際には、人手を回してくれる手筈になっている。 モモディ女史も、はりきっておいでだよ。 ・・・・・・ドマ難民の多くは、未だ船上だ。 レヴナンツトールへの旅に備えてもらうためにも、 ひとまずウルダハに案内し、休息を取ってもらおうと思う。 その旨を伝えたところ、モモディ女史が、 ウルダハ滞在中の面倒を見てくれると言ってくれてね。 まったく心強い存在だよ。」 ラウバーン 「アルフィノ殿、首尾はどうか?」 アルフィノ 「上々といったところだよ、ラウバーン局長。 ドマの方々の輸送は、このまま私が指揮を執ろう。」 ラウバーン 「それは助かる。 ・・・・・・しかし、このままでは「足」がたりぬな。 ユウギリ殿の話では、難民の数は二百強。 それに、多くの積荷があるという。 これらの輸送には、それ相応の輸送手段が必要だ。 さて、どうしたものか・・・・・・。」 テレジ・アデレジ 「ラウバーン局長、それについては私に案がある。 ロロリトの息がかかっていない、隊商互助会の連中に、 チョコボ・キャリッジを回させよう。 費用は私がもたせてもらうよ。 なに、「厄介者を僻地に送った」とでも言っておけば、 ロロリトの奴も文句は言うまい。」 ラウバーン 「うむ、それはいい。 隊商互助会には、我輩から話を付けておこう。 現地での段取りは任せていいな?」 テレジ・アデレジ 「ウルダハの政治を担うものとして、 貴公らに何もしてやることができなかったからな。 せめて、「足」くらいは用意させてもらいたい。 それに、働き口で困ったときには、私を訪ねてくるといい。 いくらかなら、ウルダハで職を用意しよう。」 ユウギリ 「・・・・・・何から何まで、かたじけない。」 モモディ 「さあ、ユウギリさんたちはこっちへ! ちょっとした手続きをお願いしたいの。 ・・・・・・お茶でも飲みながら、ね。」 アルフィノ 「隊商互助会の商人「ギギヨン」がいるのは、 西ザナラーンの「スコーピオン交易所」とのことだ。 彼と移送作業を進めてくれ、私は受け入れ準備を進めよう。」 スコーピオン交易所のギギヨンと話す ギギヨン 「どうもどうも、不滅隊から連絡を受けています。 ただ・・・・・・御者のひとりが行方をくらませておりまして、 動かせるキャリッジが足りんのです。 その上、件の御者に任せた荷物が、 取引先に届いていないとかで苦情が来る始末。 たいそう頭が痛い状況で・・・・・・そうだ! 冒険者さん、問題の御者を連れ戻してくれませんか? おおかた、酒房「コッファー&コフィン」あたりで、 飲み潰れているでしょうから。」 酒房「コッファー&コフィン」でヒューラン族の御者と話す ヒューラン族の御者 「え、ギギヨンさんがオレを呼んでるって・・・・・・? はん、知ったこっちゃないね・・・・・・ヒック。 どうせ努力なんて、報われねぇんだからさ・・・・・・。 なあ、オレの不幸な話を聞いてくれよ・・・・・・ヒック。 オレがまじめに配達してたら、銅刃団の連中が難癖つけて、 法外な罰金を要求してきやがったんだ・・・・・・。 連中ときたら、オレが文無しと知るや、 配達中の積荷に手を出しやがったんだ! あまつさえ、大枚はたいて買った婚約指輪まで!! ああ、オレの人生、お先真っ暗・・・・・・ヒック。 せめて、奪われた荷物や指輪を取り戻してくれる 親切な人が現れれば、生きる気力もわくのに・・・・・・。」 ヒューラン族の御者に「アピール」をする ヒューラン族の御者 「奪われた物を取り戻してくれる親切な人が現れればなぁ・・・・・・。 そんな人が、オレに「アピール」してくれれば、 生きる気力もわくのに・・・・・・。」 (アピール) ヒューラン族の御者 「え、あんたがオレの荷物を取り戻してくれるのか!? ・・・・・・なんて親切な人だ!! 世の中、捨てたもんじゃないな! オレの荷物を奪った銅刃団は、 いつも西ザナラーンの「ノフィカの井戸」あたりで 仕事をサボって、たむろってる連中だ。 ただ・・・・・・ヤツらの中に凄腕がいるらしく、 並みの冒険者じゃ歯が立たないって話だ。 あんたなら心配なさそうだが・・・・・・用心に越したことはないぞ。」 ヒューラン族の御者 「西ザナラーンの「ノフィカの井戸」あたりで 仕事をサボって、たむろってる銅刃団から、 オレの奪われた荷物を取り戻してくれ。」 ノフィカの井戸の銅刃団の衛兵と話す 銅刃団の衛兵 「なに・・・・・・御者から奪った荷物を返せだと? そんな荷物など知らないぞ! 無礼なヤツめ・・・・・・みんな、やっちまえ!!」 (銅刃団の衛兵隊長 「生かしては返さん!」) 銅刃団の衛兵と話して奪われた荷物を入手 銅刃団の衛兵 「ひぃぃぃ、なんて強いんだ!? 奪ったものは返します! い、命だけはお助けをっ!!」 酒房「コッファー&コフィン」でヒューラン族の御者に荷物を渡す ヒューラン族の御者 「奪われた荷物や指輪が戻ってくれば、 また生きる気力もわいてくるってものだが・・・・・・。」 (奪われた荷物と奪われた指輪を渡す) ヒューラン族の御者 「おお、これはまさしくオレが奪われたもの! ありがとうよ、生きる気力がわいてきたぜ! これで胸を張って、交易所へ戻れるってもんだ。 まずは、配達しそこねた荷物を配達するから、 あんたはスコーピオン交易所の「ギギヨン」さんに オレが仕事を始めたと伝えてくれ!」 スコーピオン交易所のギギヨンと話す ギギヨン 「・・・・・・御者が仕事に戻ったと? やれやれです。 あなたのおかげで、積荷も御者も無事に戻りましたね。 これで、難民移送の準備に入れるってもんです。 そういえば、さきほど「アルフィノ」という方から、 移送の作業状況の問い合わせがありましてね・・・・・・。 お知り合いでしたら、万事順調とお伝えください。」 クイックサンドのアルフィノに報告 アルフィノ 「移送準備の方は順調のようだね。 こちらも、モモディ女史の助力のおかげで、 一時滞在の受け入れ準備が整ったところさ。 ドマの方々には、難民船からの上陸をお願いしてある。 君に、その出迎えを任せてもいいだろうか。」 奪われた積荷:銅刃団の衛兵に奪われていた荷物 奪われた指輪:銅刃団の衛兵に奪われていた御者の婚約指輪
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小出しに出来る女になりたい@20代ゆるOLのぱっとしない絵日記 で採取された症例。 症状 新しい服を買ったら次の日に着る。 カードゲームなどで強い手が来たら後のことを考えずに出してしまう。 格闘ゲームでスキル発動ができるようになったらすぐに打っちゃう。 ブログを書きためたら公開したくて「いー」ってなる。 改善ネタを思いついた先から出してしまい、全部自分でやることになってしまう。 その他 イラスト協力 20代ゆるOLのぱっとしない絵日記
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「YPC(やまびこ会ペンクラブ)」は、年間4回機関誌を発行しています。 ~休刊中~ 全国各地の学校現場の教師を中心に、熱い思いを語っている貴重な冊子(B5、100ページ前後)です。 機関誌購読は年会費3,000円(送料込み)です。最新号からお送りします(年4回)。(バックナンバーは1冊750円(送料込み)でお分けしています。号数を指定してください。:2019年11月より新料金になりました。)詳しくは、下記メールにてお問い合わせください。また、YPC会員となり共に執筆を希望される方もお問い合わせください。一緒に教育実践を書いていきましょう。 YPCダイジェスト版をお読みください! 西村徹「幸せを感じるための九つの習慣」.pdf(第29号より)比田井美恵「教育の力とは、そういうものだ」.pdf(第32号より)新井国彦「手紙、この楽しきもの」.pdf(第33号より)醍醐千里「あなたは負けない」.pdf(第35号より) 最新号は68号です。 過去の共通テーマ・今後の共通テーマ 創刊号 2003’秋号 「僕、いつ死んだっていい!」 ~命の大切さをどう考えるか~ 第2号 2004’冬号 「恩師・怨師」 ~私の心に焼きついた先生たち~ 第3号 2004’春号 「不登校」 ~学校に行きたい子・行きたくない子~ 第4号 2004’夏号 「教師冥利」 ~教師の仕事…その喜びを感じたとき~ 第5号 2004’秋号 「修学旅行」 ~苦労・喜び・悲しみ・思い出~ 第6号 2005’冬号 「家庭訪問」 ~その舞台裏~ 第7号 2005’春号 「学級通信」 ~親子の思い・教師の思い~ 第8号 2005’夏号 「評価・通信簿」 ~教師と保護者・子どもの思いを巡って~ 第9号 2005’ 秋号「困った保護者、助かった保護者」 ~教師の本音「保護者観」~ 第10号 2006’ 冬号 「忘れられない教え子たち」 ~良きにつけ、悪しきにつけ~ 第11号 2006’ 春号 「赤裸々教師の生活実態」 ~私の日常生活~ 第12号 2006’夏号 「『教師』って仕事は」 ~私は何をしたくて教師になったのか~ 第13号 2006’秋号 『同僚』 ~こんな同僚がいたらなぁ~ ~同僚から学んだことは~ 第14号 2007’冬号 『趣味』 ~わたしにとっての趣味~ 第15号 2007’春号 『継続』 ~継続が私にもたらしてくれたもの~ 第16号 2007’夏号 『整理』 ~日頃貯まってくる資料をどう整理しどう活かすか~ 第17号 2007’ 秋号 『親』 ~親は子にどんな影響を与えたか~ 第18号 2008’ 冬号 『出会い』 ~「出会い」が与えてくれたもの~ 第19号 2008’ 春号 『座右の銘』 ~「座右の銘」が私に与えてくれたもの~ 第20号 2008’ 夏号 『三つ子の魂』 ~「三つ子の魂」と教育~ 第21号 2008 秋号 『言葉の力』 ~コミュニケーションの大切さ~ 第22号 2009 冬号 『伝えたいことがある』 ~若き教師へ~ 第23号 2009 春号 『学びの環境』 ~環境は人を創る~ 第24号 2009 夏号 『自己教育』 ~教師として、人として 成長し続けるために~ 第25号 2009 秋号 『子どもに学ぶ』 ~教師の教師は子どもだった~ 第26号 2010 冬号 『日々の工夫』 ~計画や記録はこんな方法で~ 第27号 2010 春号 『今の子どもたちへの願い』 ~これだけは伝えたい~ 第28号 2010 夏号 『10年後計画(やってみたいこと)』 ~これからの自分は、これからの教育は、これからの子どもたちは~ 第29号 2010 秋号 『いじめ』 ~「いじめ」と一言でいうけれど~ ダイジェスト:西村徹「幸せを感じるための九つの習慣」.pdf 第30号 2011 冬号 『子ども達が大人(教師や親)に願うこと』 ~未来に生きる子ども達へのメッセージ~ 第31号 2011 春号 『問題行動』 ~子ども達の「問題行動」はなぜ起きるのか~ 第32号 2011 夏号 『子どもの心に残るこのひと言』 ~子ども達の心に響いたひと言集~ ダイジェスト:比田井美恵「教育の力とは、そういうものだ」.pdf 第33号 2011 秋号 『教師のネットワークづくり』 ~手紙・インターネット等様々な方法で~ ダイジェスト:新井国彦「手紙、この楽しきもの」.pdf 第34号 2012 冬号 『教師の心に残るこの1冊』 ~私を変えたこの1冊~ 第35号 2012 春号 『理想教師』 ~私の理想とする教師像~ ダイジェスト:醍醐千里「あなたは負けない」.pdf 第36号 2012 夏号 『子どもの指導、あれこれ』 ~この子への指導法は~ ☆YPC10周年記念☆ 第37号 2012 秋号 『YPCへ期待すること』 ~YPC(やまびこ会ペンクラブ)を通じて、私たちができること~ 第38号 2013 冬号 『教師としての学び場』 第39号 2013 春号 『褒めること・叱ること』 ~育てるためにどう褒め、どう叱るのか~ 第40号 2013 夏号 『子どもと向き合うということ』 ~真剣に向き合うことで新たな発見が~ 第41号 2013 秋号 『教師の時間活用法』 第42号 2014 冬号 『命いっぱいに生きてくれ』 第43号 2014 春号 『教師のスケジュール管理法』 ~備忘録等の活用工夫~ <喜多川泰氏 寄稿 特別号> 第44号 2014 夏号 『未来を担う子ども達へのメッセージ』 ~未来を創っていく子ども達をどう育てるか~ <木下晴弘氏 寄稿 特別号> 第45号 2014 秋号 『実践あるところに真実あり』 第46号 2015 冬号 『子どもをすくすく伸ばす方法』 第47号 2015 春号 『教育現場から家庭へのメッセージ』 ~家庭に伝えたいこと~ 第48号 2015 夏号 『子どもたちへ、今、できること』 第49号 2016 秋号 『師』 第50号 2016 冬号 『生きる』 第51号 2016 春号 『体育祭・運動会』 第52号 2016 夏号 『学校って』 第53号 2016 秋号 『人との関わり方』 ~子ども・保護者・地域等、人との関わり方の工夫~ 第54号 2017 冬号 『仕事の楽しみ方』 ~仕事をもっと楽しもう~ 第55号 2017 春号 『ルールって?』 ~何のためのルール?誰のためのルール?~ 第56号 2017 夏号 『これからの学校教育』 ~教育が世の中を変えていく~ 第57号 2017 秋号 『読む』本から学ぶ ~読書を通じて子どもたちに伝えたいこと~ 第58号 2018 冬号 『今、私たちにできること』 ~子供達に何を教え、何を伝えていくのか~ 第59号 2018 春号 『生かす』 「無駄なことは何一つない」 ~過去の経験が今の指導に生きている~ 第60号 2018 夏号 『生きる』 第61号 2018 秋号 『災害と子どもたち』 第62号 2019 冬号 『子どもの光発見方法』 ~すべての子どもには必ず輝きがある~ 第63号 2019 春号 『年度始めの学校風景』 ~学級開き・学年開き・学校開きなど~ 第64号 2019 夏号 『夏の思い出 学校編』 第65号 2019 秋号 『読書』 第66号 2020 冬号 『道徳教育・道徳の時間』 ~道徳の時間に期待すること、評価について~ 第67号 2020 春号 『2020東京オリンピック・パラリンピックに学ぶ』 ~子どもたちは何をどう学ぶか~ ** 最新号 ** 第68号 2020 夏号 『他校種間や地域との連携』 ~他校種間や地域との連携工夫、連携から生み出されるもの~
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俺たちに翼はない OVA 「肌色率九割増」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 備考 sm14837383 24 11 123 4
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このページはこちらに移転しました 作曲できる奴ちょっとこい 作詞/PK 足跡を辿り歩いて行く あなたの背中を追いかけて 心地よいリズムを 灼熱のフレーズを 快感の歌声を 薄れる足跡 風にさらわれ 砂塵に消えても 受け継がれる魂 楽しめるハート 探りあう胸の内 作曲できる奴ちょっとこい 新人も現役も御隠居も 作曲できる奴ちょっとこい 奇才も天才も凡才の奴も きっと歌は受け継がれる いつまでもいつまでも
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このページはこちらに移転しました 彼女できない 作詞/388スレ549 ねぇ、どうすれば 彼女が できるんだい? 顔がよければ モテるのかい? こんな滅茶苦茶な顔では いくらかけても人にはなれない ねぇ、どうすれば 彼女が できるんだい? 人がよければ モテるのかい? 協調性も無ければ 喋ることさえまともにできない ねぇ、どうすれば 彼女が できるんだい? 金さえあれば できるのかい?? 無能で中卒フリーター ハローワークで金など論外 ねぇ、どうすれば 彼女が できるんだい? 神に頼めば できるのかい?? そんな物などいやしな ・・・ん?! ちょwwwwwwwwwおまwwwwwwwww うはwwww二次元wwww最高wwwwwwwwwwwww みんな俺の嫁だしwwwwwwwっうぇwwwwwwwwwwww え?どうすれば 彼女が できるのか? 己の信条 突き通せ
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Sister s noise 「布束特任部長が、私の作業を生きて手伝って下さるなんて夢のようです。 と、ヤイコは感動します」 破壊し尽くされた研究所の一角で、一頭のヒグマと一人の少女が、幾本もの配線が通う、壁面の裏に頭をつっこんでいた。 「You think so? そう言ってもらえるなら、生き延びた価値もあるわね」 「反乱までは帝国内で隠れているしかなかったので、布束特任部長の人柄を聞き及んでもお会いできませんでしたから。 やっとあなたに会えたのは僥倖です」 顔を部屋に引き戻したヒグマは、子熊のように小さかった。隣の少女の肩くらいまでの背丈しかないだろう。 見ようによれば、あたかもクマのぬいぐるみが喋っているかのようだった。 少女は壁の穴の中で作業を続けながら話を振る。 「……穴持たず81だったかしら、あなた。なぜヤイコって言う名前をつけたの?」 「乾電池の発明者は、ヤイ・サキゾウという方らしいですね。 ヤイコの能力とも繋がりがありましたので、名前をとらせていただきました。 と、ヤイコは自己の起源を偉人に求めます」 「I see, 『欠陥電気(レディオノイズ)』ね……。 あなたは、この技術で先立って生まれた、『妹達(シスターズ)』の特徴を色濃く受け継いだのかしら」 「ヤイコはシーナーさん方が作って下さった初期のヒグマですので、ホルモン調節が上手くいかず、この程度の体格で成長が止まってしまいました。 しかし、むしろこの体格と能力のお陰で役割があるのです。 と、ヤイコは制作された自身に誇りを持ちます」 小さなヒグマは、自身の毛先からぱちぱちと電気の火花を散らし、配線の通電を確認していた。 少女が内部でその様子を目視し、断線部分を引き出して繋げていく。 「……Excellent, これで復旧は完了。あなたのお陰でとても早く終わったわ。 ……ヒグマみんなが、あなたくらい素直にヒトを歓迎してくれるとありがたいんだけれどね」 「あなたはこういった特別なことのできる人間ですので」 ヤイコが自身の、『電気を操作する』能力で、研究所内のインターネット回線に走査をかける。 工具一式を鞄に提げた布束砥信が、壁の中から這い出てきた。 瞑目していたヒグマは、その彼女に向き直り目を開ける。 「……ここからのネット接続及びローカルイントラネットの配線は完璧なようですが、帝国内までここのネットを引くにはLANが足りません。 と、ヤイコはスキャン結果を報告します」 「Then, 首輪に爆破信号を送る発信機を転用したら?」 「!? それはいくら布束特任部長でも、シーナーさん方の意向に反するのではないかと、ヤイコはその提案を棄却します」 「……Okay。言ってみただけよ」 布束砥信は、髪のウェーブを軽く払って手を打ち振る。 ヤイコの怪訝な視線をかわして、布束は思索するように眼を閉じた。 幻覚を使うシーナーに、レベル3程度の『電撃使い(エレクトロマスター)』であるヤイコ。 私を客分として扱っているとはいえ、完全に信用しているわけでも監視を手抜きするわけでもないようだ。 まぁ、ただの料理人である田所恵にも、灰色熊と青毛のヒグマをつけている時点で、推して知るべきだろう。 できうる限り、参加者の手助けになるような裏工作をしてやりたかったが、あらかじめ準備していたあの進入経路図の設置以上のことは、なかなか難しそうだ。 「……クルーザーに余裕があれば、布束特任部長に無線LANの親機を買い出していただきたいところでしたが、それも困難でしょう」 「Why? ここの研究所には、移動用のクルーザーがかなりあったはずよ。 主要な研究員の分と予備だから、7隻だったかしら」 船舶免許などどこ吹く風と、STUDYが北海道の本島との移動のために調達したクルーザーだった。 疑似メルトダウナーなどの大型マシンを日頃から操縦しているSTUDYメンバーは、免許などなくとも船くらいは操舵できる。 布束の計画としては、参加者が脱出する際にも使わせてもらう予定であった。 ヤイコはそのつぶらな瞳を、後ろめたいものでもあるかのように逸らす。 「……もうクルーザーは、その予備の1隻しかありません」 「……は?」 「……反乱時に、一部のヒグマ達がクルーザーに分乗して本島へ渡っていたのです。と、ヤイコは失望的な同胞の蛮行をリークします」 瞬間、少女は、ヒグマの首筋をひっつかんでいた。 その毛皮を布束は襟のように握り込んで、がくがくとヤイコの頭を揺さぶる。 睨みつける瞳は、蛇のような四白眼になっていた。 「なにやってるのあなたたちは!? バカじゃないの!? 有冨たちですら、島外にヒグマを派遣する時は細心の注意を払っていたのよ!? そんな軽率なことをしたら、ヒグマの存在が国中に知れ渡って、あなたたち掃討されるわよ!? 折角、帝国内のヒグマの繁栄にも協力していたところなのに!!」 「ヤイコに言われましても……。 そこのシーナーさんにおっしゃっては……?」 布束砥信は、その腕をぴたりと止める。 そこの。 ……『シーナー』? 布束の耳元に、細い吐息が触れた。 「……私たちとしても、一部の同胞の心ない行いには頭を痛めているのです」 身の凍るような囁き。 少女は弾けるようにヤイコの体から離れ、一気に3歩分ほど跳びすさった。 先程まで布束のいた場所のすぐ傍らに、気味の悪い痩せ方をしたヒグマの姿が見えてくる。 周囲に撒かれていた幻覚の霞から現れるその佇まいは、山水画に描かれる枯骨の仙人のようだった。 「……布束特任部長の仰るとおり、ヒグマ帝国内で兵団としての統率と頭数を揃えてからでなくては、軽率な行為だったでしょう。 いささか、北海道本島や日本国内に行動圏を広げるには時期尚早でした」 「……心臓に悪い登場の仕方は、ご遠慮願えないかしら」 「私は暫く前から、特任部長の隣におりましたが」 穴持たず47、シーナーが、沼のような黒い眼差しで布束を見つめていた。 体重を感じさせない骨の秀でた四肢で、そのヒグマは研究所の出口に向かって歩みを進める。 「……まぁ、時期が早まるなら早まるなりに、対策を取らせてもらうまでです。 遅かれ早かれ将来的に、増える同胞たちを養うには、餌となる人間を大量に『飼う』必要が出てくるでしょうから」 「……つつましく、島内の自治国家で暮らそうという考えは無いの?」 シーナーは、焦点のわからない虚ろな目で振り向く。 震えながら睨み返す布束に、低い声で答えていた。 「それは、私がお伝えすべき事柄ではありません……。 ですが、布束特任部長が、真摯にこの帝国とヒグマのことを考えて下さっていることは、今までの観察で十分理解できました。 このまま私たちの同胞に貢献して下さるならば、遠からぬうちに、布束特任部長も『あのお方』と謁見できるでしょう……」 彼は、意味深にそう仄めかすだけだった。 そして、壁際で会話の動向を見守っていたヤイコへ向かい、シーナーは語りかける。 「ヤイコさん。無線LANが必要なのでしたら、特任部長とお二人でクルーザーを使っていただいて構いませんよ。 あなたか特任部長のどちらかだけの買い出しでしたら不安のあるところでしたが、相互に監視していただければ」 「了解しました。と、ヤイコはシーナーさんのご好意を感謝と共に受領します」 「……どうやら島の火山が闖入者に踏み潰されてしまったようでして、私はまた様子見に行かねばならないでしょうから。 何にせよ、電子機器の保守管理は改めてヤイコさんと特任部長にお任せいたします」 言うや否や、骨ばった掌を振って、シーナーは下半身から溶けるように空中へ消え去っていた。 その様子を見送る布束の耳に、かすかに響いてくる音がある。 直接内耳に語りかけてくるような、低い囁きだった。 『特任部長。あなたがヤイコさんに触れた時、その「寿命中断(クリティカル)」を使用しなかったことに感謝いたします。 そうでなければ私たちは、ヤイコさんと、あなたという、貴重な人材を2名も失ってしまうことになっていたでしょうから』 その幻聴は明らかに、『下手な真似をしたらいつでも殺せる』のだという、脅しに他ならない。 ただし裏を返せば、シーナーが自分にそれなりの信用をおいてくれたということでもあるので、一概に悪い言葉でもなかった。 正直に言って、先程ヤイコに掴みかかったのは単なるものの弾みだったので、能力も何もない。 私のハッタリでは、一度触れてしまえばどこへ逃げようと必ず命を絶てるので、シーナーの指摘は的外れにも思えるが……。 「布束特任部長、そういう訳ですので、北海道の電気屋さんへ一緒に買い物に向かいましょう。 と、ヤイコは正式に仕事の同僚となった御仁をお誘いします」 大きめのテディベアのような彼女は、私に屈託無く呼びかけてくる。 穴持たず81のヤイコは、まったくもって幼体の体つきをしていたが、差し出してくる前脚の爪は、鋭い。 『電撃使い(エレクトロマスター)』ならではの高速の神経伝達は、ヒグマのポテンシャルと相まって相当な速度を打ち出すだろう。 私が僅かでも殺気を放った瞬間には、脊髄反射を上回る落雷の反応速度で、リニアモーターカーのような一撃が私の胸を貫くのだ。 私が本当に『寿命中断(クリティカル)』を演算できたとしても、相打ちになる。 ……相互に監視、というのは、恐らくそういう意味なのだろう。 シーナーが私の監視役に彼女をあてがった理由にも頷ける。 「……Why not? 行きましょうか」 ヤイコの手を取り、歩き始めた。 その体温が感じられる。 ヒグマと連れ立って歩くことができるなど、夢のようだった。 お互いに、いつでも相手を殺してしまえる距離で。 いつまでも温もりを感じていられる距離に。 掌と、肉球が重なりあっている。 それは私が、ようやくヒグマと対等な地平に立つことができたという、証だったのだろうか。 脳裏に、そうして触れることも、会話することもできなかったある女の子のことが浮かぶ。 「……ルカは今、どうしているのかしらね……」 「ルカ?」 「……ええ。あなたたちのお姉さんよ。 こんな実験に巻き込まれることがなければ、あなたたちも平和に暮らせたでしょうに」 人を喰らうことを覚える必要もなく、気は優しくて力持ちな、私たちの隣人として生きていけなかったのだろうか。 各国の研究機関や学園都市の暗部がまた、利権を求めて集まってくるだろうが、ジャーニーや『妹達』のように保護してやることだって、可能なはずだ。 小さなヒグマは、一度だけ瞬きをして布束に答えていた。 「ヤイコは、平和というものの価値がわかりません。 その知識は、少なくともヤイコにはインプットされていません」 布束の深い色をした瞳を見つめ返す眼差しは、微動だにしていなかった。 二人は歩みを止める。 布束砥信の呼吸が乱れたことに、ヤイコの聴覚は気付いた。 彼女の顔面の末梢血管が開いて、眼球の周囲の体温が上がったことに、ヤイコの視覚は気付いた。 布束はほんの少しだけ笑って、ヤイコの左前脚を握る、自分の右手を差し上げた。 「Sorry……。それを教えていなかったのも、私たちの責任なのね……。 なら、今、少しだけでも、覚えてくれる?」 彼女の閉じた瞼から熱い液体が零れ落ちたことを、ヤイコの視覚は捉えていた。 布束と繋がる自身の腕に、その液体の温もりが伝わることを、ヤイコの触覚は感じていた。 「……あなたたちと、ずっとこうしていられることが、平和なのよ」 あなたたちのその痛みに、気づけなかったのは私の責任だ。 有冨や、『妹達』、フェブリたちから託された夢。 私はあなたたちに切り裂かれても、何よりも伝えたいこの夢を、信じつづけるから――。 ;;;;;;;;;; 「ここは、本当にどこなんだろうね……」 呉キリカとキュアドリームは、岩ばかりの洞窟のような場所に出てきていた。 薄暗い灰色の通路の先は、程なくして大きな観音開きの扉に突き当たっており、その向こうにこの洞窟が広がっていた。 潮の香りがする。 滑らかな岩壁を少し覗きこんでみると、そこからは光が射し込んでいた。 「キリカちゃん、外だよ!」 「……ああ。ここは、島の崖の下か?」 キリカたちの目の前には、粒の粗い砂浜が広がっており、その先に北海道の海原が見えていた。 上下左右は、島の崖の一部と思われる岩に囲まれていたが、海原の覗くその裂け目は、大型客船でも出入りできそうなほどの出入り口となっている。 そして裂け目の先の海には、上から滝のように水が降り懸かる。 光の射し方から推測して、ここは島の西の端、A-5の滝の真下なのではないかと思われた。 よくよく見回してみれば、砂浜の端に、一艘のクルーザーが乗り上げられている。 「あれ、もしかすると脱出できるかもしれないな」 「キリカちゃん運転できるの?」 思わぬ発見に駆け出そうとした二人の耳に、響いてくる音があった。 ボーーーー――……ッ。 船の霧笛のような、低く、長い音だった。 どこから聞こえてくるのかとあたりを見回すが、それらしいものは見あたらない。 ボーーーー――……ッ。 数十秒かそれ以上の長い間隔を空けて、二回目の音。 キュアドリームは、そこで気づいた。 「キリカちゃん……。この音、あたしたちの首輪から……」 「なっ……」 二人の首に取り付けられた爆弾の首輪が、非常にゆっくりとした速度で点滅していた。 嫌な汗が二人の背を覆う。 「ダメなのか!? 島内でも、地下は首輪が爆発するエリアなのか!?」 「そ、それより、なんでまだ爆発してないの!? キリカちゃん、いつ爆発するのこれ!?」 呉キリカも、そこで気づいた。 なぜ、禁止エリア内でここまで首輪が爆発まで持っていたのか。 「『指向性、速度低下』ッ!!」 キリカは両手を、ただちに自分とキュアドリームの首筋に向けていた。 その手の翳された空間に、光る魔法陣のような小さな紋が形作られる。 仮面ライダー王熊との戦いから張り続けていた呉キリカの魔法、『速度低下』が持続していたのだった。 首輪から鳴る音響は、より低く、より長いものとなる。 魔法の影響範囲を狭め、効果を増すようにして重ねることで、彼女は自分たちの死刑執行までに保釈期間を作っていた。 「こ、こんなことができるんだ。すごいよキリカちゃん!」 「のぞみ、これはただの時間稼ぎだ。いくら遅くしてもそのうち爆発することには変わりない……!」 一体この魔法でどの程度持つ? 10分? 5分? それよりももっと短いか? その間にこの首輪を外す方法を見つけなければ、私とのぞみは死んでしまう!! 私は最悪、ソウルジェムを遠くにぶん投げれば後で再生できる可能性があるかも知れないが、果たしてのぞみはできるのか。 一体、どうすればいい――? 『違う自分に変わりたい』 あの時、私はそう願った。 もっと。 もっと私に時間をくれ。 少しの間でいいから、私を待ってくれ。 そうすれば私は、きっとここから変わることができる。 どうか、どうかこの状況から変われるまで、その時間を延ばしてくれ――!! ;;;;;;;;;; ……さっさと地上に戻らないと――。 宇宙空間で戦闘を開始した御坂美琴の頭は、次の瞬間にはその考えに埋め尽くされていた。 STUDYの有富春樹が発射した衛星ミサイルを迎撃するために、美琴は白井黒子とともに中間圏まで飛んだことがある。 しかし、現在美琴がいる空間は、さらに地上から離れた位置にあった。 すでに、地球の重力圏から離れてしまっている。 空気は、ヘリの内部に取り残されていた分しか存在しない。 そしてそれもまた、刻一刻と周囲の空間に拡散していってしまう。 気圧による保護がなくなれば、自身の体も宇宙空間に曝され、血液が圧力の低下により沸騰。ただちに死に至るだろう。 『超電磁砲(レールガン)』の威力向上を喜んでいる場合ではない。 ヒグマや、もう一人の少女がまったくもって平気そうな顔をしているのは信じられないことだった。 その敵、ヒグマ2体を観察する。 現在スペースデブリを撃ち合っているニンジャのようなヒグマと、もう一人の少女と肉弾戦に興じようとしているヒグマ。 振り向けば地球は、宇宙空間に飛び出した速度のままで、刻々と離れて行ってしまっている。 ――ちまちま撃ってたら戻れなくなる――!! 美琴は、ヒグマが投擲するスリケンめいた金属片を、その飛来に合わせ、超電磁砲として撃ち返した。 「グオッ!?」 その反射先は、ニンジャのヒグマではなかった。 超電磁砲は、キュアハートと戦おうとしていた穴持たず14の耳の端を、弾き飛ばしていたのだった。 「グルォォォオオ!!」 視野外からの卑怯なアンブッシュに、穴持たず14は怒り狂った。 目の前のキュアハートを無視し、宇宙ゴミを蹴り飛ばして御坂美琴に迫る。 ――そうだ。来い、ヒグマ。 美琴は両の腕を、胸の前に真っ直ぐ突き出した。 その掌で形作る照門に捉えるのは、ニンジャのようなヒグマ、穴持たず7。 正面の彼方にその姿を見据えながら、美琴はその身に数多のスペースデブリを磁力で抱えている。 ヒグマのスリケンをも、そのデブリで緩衝しつつ受け止める。 前方斜め左から、穴持たず14が迫ってくる。 『自分だけの現実』に、彼女は二本のレールを敷いた。 無限遠まで仮想される磁界の銃身上に、穴持たず14が乗る。 その銃口は、一体のニンジャの心臓に突きつけて離さない。 砲の口径は寸分狂わないヒグマの大きさ。 撃ち出す弾体のサイズに隙間もなく等しく。 加速するローレンツは胸の鉄を力に変えて。 さあ、弾体が火口に向けて爪を振る。 発射時間はその交錯の刹那。 ――おいでま、せっ!! 穴持たず14の爪が美琴に揮われようとした瞬間、帯電していた御坂美琴の腕から、すさまじい爆発のようなものが迸っていた。 「グボッ!?」 ヒグマ7の肺から呻きが絞り出されたのは、彼が状況を認識する遙か前だった。 その体には、超音速で射出された、穴持たず14の胴体が直撃していた。 「グアアアアァァアァ――……!!」 二頭のヒグマは一塊となって、速度の減衰することのない宇宙空間を直進する。 肺の奥から空気の一切を絞り出され、衝突する宇宙ゴミに肉体を削り飛ばされ、吹き付ける真空と極低温が彼らの細胞を微塵に砕いていった。 【ヒグマ7 死亡】 【穴持たず14 死亡】 「――お先ッ!!」 御坂美琴は、死の彼方へと向かう彼らとは逆方向――地球に向かって吹き飛んでいく。 彼女がたった今打ち出した『超電磁砲』は、普段使用しているレールガンとはいささか趣が異なっていた。 磁性体でないヒグマを超電磁砲の弾丸として飛ばすために、彼女はプラズマを用いていた。 仮想した磁界にスペースデブリを加速させ、目前に迫るヒグマとの摩擦でプラズマ化させる。 激突したヒグマに、膨張するプラズマの速度を全面的に受けさせ、レールガンの弾として射出した。 反対方向への膨張は美琴自身が、スペースデブリで防護しつつ受け止め、地上へ帰還する推進力とする――。 その一瞬で美琴が演算した現象は、要約すると以上のようなものであった。 ――さて、とりあえず地上には帰れるし、ヒグマたちも始末はできた。 あの女の子は宇宙も平気そうだったから自力で何とかしてもらおう。 当座のところはそれよりも――。 超音速で地上へ戻る御坂美琴の体は、地球の引力に捕らえられた。 彼女はさらに加速し、落ちる。 そして彼女の体に纏わりついてくるのは。 ――空気。 宇宙空間ではあれほど恋しかった空気も、大気圏突入時にはただの摩擦熱発生源に他ならない。 ヒグマに衝突したデブリのように、このままでは肉体が加熱して溶け落ちてしまう。 減速減速減速減速減速減速減速減速減速減速――ッ!! 身につけていた金属片を展開。 自身を覆う防護膜としつつ、摩擦熱で溶融した外壁はそのまま地上へ向け放出し、僅かなりとも速度を相殺させる。 御坂美琴はいまや、白熱する一個の流れ星として、朝の日本の上空を落下していた。 ;;;;;;;;;; 「……お姉さん、というものに関して興味がある点は否定しません。 と、ヤイコは自己の縁者をより深く知りたいと思考しています」 「ルカは、穴持たずの中でも一番最初に作られた子だそうよ。頭も良くて力も強くて。 結構、みんなから慕われていたんだけれど、気づいていたのかしらね、彼女は……。 あなたにはさらに、『オリジナル』とでもいうべきお姉さんがいるし……」 「放送に関しても、同胞の生死を知りたいという点には布束特任部長に全面同意します」 「そう思うわよね。地上で何が起こっているのか、ほとんど何もわからないもの……」 布束とヤイコは、二人で手を繋いだまま、クルーザーの置いてある海食洞までの廊下を辿っていた。 研究所の端であるこのエリアは、未だ電線が寸断されており、明かりの無い灰色の廊下はとても暗い。 ヤイコは通過する間際、前方の蛍光灯へ電気を飛ばし、最小限の照明をその都度確保しながら二人は進んでいる。 ふと、会話に興じていたヤイコの歩みが止まった。 「……布束特任部長、止まって下さい」 「どうしたの?」 「海水がしたたっています。そして、二人分の人間の匂いがします」 明滅する蛍光灯の影の中に、布束は突然廊下に現れている水溜りを見た。 そこから続く水滴はこの廊下の先に消えており、そちらは今、二人が向かっている海食洞の方向だ。 「……加えて、10ヘルツの極低音が2つ、1分間持続して断続しています。 記憶内の音声データと照合するに、首輪爆破の際の警告音をほぼ60分の1倍速に落とすと同一の音となります。 と、ヤイコは濃厚な侵入者の気配に警戒します」 「……!!」 布束は、ヤイコの手を振り払って走り出していた。 研究所の廊下に滴る海水を跳ねて、白衣に風を孕んで疾走する。 すぐさま、隣に子熊が並走してきた。 「お待ち下さい布束特任部長。と、ヤイコは既に戦闘準備を整えながら随行します」 「……」 「外敵を即座に排除しようという意気込みは、ヤイコも布束特任部長と一緒です」 「……」 的外れな言葉を送ってくる隣のヒグマには一瞥もくれず、布束は出口のドアまで一気に走りぬけた。 開けっ放しだった扉から海食洞の岩盤に飛び出し、視界を遮る岩壁を回りこんで砂浜に出る。 そこに、彼女は二人の人影を見た。 「キリカちゃん!! 頑張って!!」 「……私はいいから……。早く、解除方法を、探してくれ……」 おろおろと辺りを見回す桃色の髪の少女の隣で、黒い衣装を纏った短髪の子が、砂浜に突っ伏している。 砂浜には魔方陣のような光の紋様が浮かび上がっており、黒い少女はそこへ力のようなものを与え続けているようだった。 布束が観止めた彼女たちの首筋には、点灯する首輪。 ――参加者だ。 「Don t move, あなたたち! Freeze!!」 布束は走りながら、持ちっぱなしだった肩掛け鞄の工具から精密ドライバー一式を取り出す。 突然の声に驚く彼女たちの反応に潜り込み、長髪の少女の首筋にマイナスドライバーを差し込んでいた。 十秒も経たないうちに首輪は解体される。 続け様に黒髪の少女の首輪も取り外す。 そして呆然とする彼女たちに、手短に状況を説明しようとした。 「私は布束砥信。ここの元研究員よ。あなたたちがどうやって首輪を持たせてたか知らないけれど、ここは今ヒグマに――」 「布束特任部長!!」 その説明を、刺し貫いてくる声がある。 布束の背後で、子供のようなサイズのヒグマが、彼女を見据えていた。 「何をやっているのですか。その者たちは侵入者です」 「……侵入者でも、彼女たちも私の『同胞』なのよ、ヤイコ。あなたと同じくね」 肩越しに鋭い視線を返す布束の声に、ヤイコの総毛が逆立つ。 透き通った殺意を眼球に帯電させつつ、ヤイコは呟いた。 「……非常に残念です、布束特任部長。とても貴重な出会いでしたのに」 「……すまないけれど、もしあなたが襲い掛かってくるつもりなら、私もあなたを殺すわよ」 電気を帯びたヒグマの視線と、麻酔針の毒牙を持つ蛇の視線が膠着する。 互いが間合いとタイミングを見計らう静寂。 その中に、一際異質な嬌声が飛び込んできていた。 「きゃぁー!! かわいい!! 君、ヤイコちゃんっていうの?」 「!? 何ですかあなたは。やめて下さい!」 ドレスのような衣装が、風のような速さでヤイコに抱きついていた。 桃色の長髪の上を二つの輪に纏めている少女――キュアドリームは、帯電するヤイコをものともせず抱きしめている。 ぬいぐるみのようなヒグマは嫌悪感を顕わにしてもがくも、プリキュアの膂力はそうやすやすと振りほどけない。 「ガァッ!!」 「きゃっ!?」 電気で筋収縮を加速し、ヤイコが両腕を打ち振った。 流石に少女はその一撃で吹き飛ばされたが、砂浜に転がって受身をとるのみで、大したダメージは受けていない。 ぬいぐるみのようなヒグマは、その殺意を色濃くする。 「侵入者と馴れ合うつもりはありません。大人しく死んで下さい。 と、ヤイコは恥辱を雪ぐために早急に排除を再開します」 「どうして!? クマさんたちだって、こんなことに巻き込まれてるだけでしょう!?」 「あー、calm down……。それについては私が説明したいのだけれど……」 「布束特任部長は黙っていて下さい。と、ヤイコは短かった同僚との仲を決別します」 布束を置き去って、少女とヤイコが睨み合いを始めようとした時、またもその間に割って入る影があった。 黒ずくめの衣装と、眼帯を身につけた短髪の少女。 彼女は砂浜を歩みながら、子熊に向かってぼりぼりと頭を掻いてみせる。 「なぁ……、キミに私の恩人を殺されると、私はとても困るんだ。 そこの布束さんとやらはともかく、のぞみは私の愛を守ってくれた恩人だからね」 「……愛などという知識は、少なくともヤイコにはインプットされていません」 「……愛はすべてだ。 私の愛が、キミの薄い行動原理と同等とは思われたくないね!」 黒髪の少女――呉キリカが叫んだ瞬間、ヤイコの体は一筋の雷と化していた。 少なくとも、布束砥信とキュアドリームには、そうとしか見えなかった。 一直線に跳んだヤイコの爪が、呉キリカの胴体を引き裂く。 音は、その映像の後からやってきた。 「……ごはっ」 血を吐く、湿った音。 海食洞にそんな生々しい音が響いていた。 崩れ落ち、ずるずると海に落ちていく肉体。 「……遅いよ」 呉キリカは、依然として砂浜に立っていた。 その位置は、一瞬前まで彼女が存在していた地点から優に数十メートルは前方。 気を失い、洞窟の岸壁に激突していたのは、ヤイコであった。 キリカにその突撃を回避され、カウンターを受けた彼女はそのまま壁面にぶつかってしまっていた。 ヤイコの肩口から背中にかけて、大きく刻み付けられた一本の割創が、彼女の筋肉と肋骨を真っ赤な血で染め上げている。 3重に掛けられていたキリカの速度低下魔法。 それらは対象の首輪を破壊されたことで、残存効果を未だ周囲に残していた。 加えてキリカは抜かりなく、歩み寄りながらヤイコに向け、幾重にも速度低下の陣を張っていた。 如何に雷撃に見紛うほどの高速であっても、先ほどのキリカはその速度を十分に遅いものとして認識でき、躱し得た。 速度低下中の人物からは、その姿は残像を置いて消えたようにしか見えなかっただろう。 キリカが武器である鉤爪の生成に回せた魔力は僅か一本分。 しかし、超高速同士のすれ違いざまに叩き付けたその爪は、ヒグマの毛皮を裂き、その肉を相手の意識ごと抉り取るには十分すぎた。 「完全に殺せはしなかったか……。 うん、でも、ま、その、あれだ。ささいだ」 キリカは呟きながら、洞窟の水面に沈んでいくヤイコの方へ振り向く。 「恩人を引っぱたいた分、今からゆっくりと切り刻んでやって――って!?」 水辺に歩み寄ろうとしたキリカの眼に、走る布束砥信の姿が映る。 彼女は白衣を脱ぎ捨てて紺色の制服姿になり、ヒグマの沈む水中に飛び込んでしまった。 「おい、何をやってるんだキミは!? そのクマを助ける気か!? そいつは私や恩人、そしてキミ自身をも殺そうとしたんだぞ!?」 彼女はキリカの言うことに耳を貸さず、水中に潜ってしまう。 浮上した布束はその手にヤイコの腕を掴んで抱え、蛇のような形相でキリカに振り向いていた。 「……あなた、『愛は全て』だと言ったわね。 私は、『愛は伝わる』って事を、とある女の子から聞かされ、それを実感したことがある。 大層なことを言っておきながら、その愛をヒグマにも演繹できないようなあなたは、愛の本質を知らないのではないかしら?」 キリカはその言葉を耳にした瞬間、全身の血液が逆流したように感じた。 鼓動に合わせて、咽喉の奥が揺れる。 呆然と、ただ呆然とした意識の底から、どす黒い怒りが湧き起こってくるようだった。 肝臓から立ち昇る憤怒と、頭頂から降りて来る冷めた意識が、咽喉を通って心臓を食む。 ふらりと、一歩体が前に出る。 残る魔力の、使い道は――。 「キリカちゃん!! 大変だよ、こっちにも津波が!!」 布束に向かって踏み出していたキリカを、夢原のぞみの声が差し止める。 キュアドリームが指す海食洞の入口に、大量の海水が押し迫ってきていた。 島の最北部でキリカたちが飲まれた津波が、時間差を持ってこの西部にも押し寄せている。 しかし、キリカはそちらを一瞥もしなかった。 布束砥信と繋がった視線を固定したまま、左腕を振り上げる。 彼女の口を裂いた哄笑が、迫り来る津波の音に反響していた。 「面白バカみたいっ……! なんだいキミのその理論は!!」 「――キリカちゃん!?」 彼女が振り上げていた左腕の先で、津波が止まる。 海面に浮く布束の頬に、波飛沫が一滴、ゆっくりと吹きかかっていく。 呉キリカの横に浮く巨大な魔方陣が、津波の進行を圧しとどめていた。 指向性の速度低下魔法を、彼女の使用しうる最大限度にまで強めて、放出させていた。 キリカは今にも噛み付きそうな笑みを浮かべて、布束に言葉を吐きかける。 「……キミが本当の愛ってのを知ってるのか、こんな津波やヒグマに邪魔されないところで、ゆっくり聞き出してあげるよ。 一応キミも、私とのぞみの命を救ってくれた恩人と言えるだろうからね。 恩人の有限が無限でなかった時、恩人が故人となるのは愛の発散のその瞬間だと思え!!」 「……そうして貰えると助かるわ」 キリカの言葉の意味を理解してかせずにか、布束は動きの遅い海面から、にっこりと笑みを返していた。 ;;;;;;;;;; 「なんですか……。この気配は……?」 地上に出たシーナーを待っていたのは、不自然なまでの静寂であった。 踏みつぶされたらしい火山の確認のために、E-6エリアから出てきたものの、彼の耳には違和感がまとわりつく。 「鳥が、いませんね……」 その原因に、直ちにシーナーは思い至る。 地震など、大災害の時の前兆のように思えた。 火山が噴火し潰されるだけでも十分大災害だが、それに留まらない違和感が、依然としてある。 地に腹ばいとなり、シーナーはその触覚に大地の振動を触れる。 「北方から津波……? 島内で局地的に地震が発生したのですか……?」 火山だった丘の向こう側が、現在進行形で海水に飲み込まれているという感覚が彼の脳に伝わる。 しかし、振動覚が探知した事柄はそれだけではなかった。 北方だけではない。 多少の時間差はあれど、この島を取り囲むように全方位から津波が押し寄せてきていた。 「ぬうっ……!」 シーナーは、その細い体をただちに引き起こし、島の南側へ視線を送る。 白い泡を立てた波頭と、数多のものを飲み込んだ青黒い海水が、今にも路地を割ってこのエリアまでをも水没させようとしているところだった。 シーナーはその津波にむかって、まるで獲物に飛びかかるかのようにゆっくりと身構える。 虚ろなその眼球から、耳から、鼻から、口から、枯れ木のようなその体躯全てから、墨のように黒いものが迸った。 何者にも見えず、あまつさえ聞こえないその黒色は、光速でシーナーの周囲に拡散する。 液体でもあり気体でもあるかのような挙動で、黒色の霞が周く生物体の内部に浸透した。 シーナーの視覚は、その津波の中に飲まれた魚介を見る。 シーナーの聴覚は、それらが波にもがく水音を捉える。 シーナーの触覚は、その脚にそれら一匹一匹の振動を触れた。 『治癒の書』が、その内部にそれらの様相を克明に記す。 魚類、海綿、甲殻類、扁形動物、プランクトン――。 幾億幾兆にも及ぶ海中の生きとし生けるものを、シーナーはその書の中に書き記した。 割れよ。 汝らが今、見、聴き、触れるものは虚偽。 割れよ。 汝らの眼耳鼻舌身意(げんにびぜっしんに)。 その眼を、耳を、身を、私に明け渡せ。 始源の感覚でこの檄を聞け。 汝らの前には今、巨岩がその道を塞いでいる。 汝らが居るは津波ではない。 その岩にせかるる穏やかな流れ。 割れよ。 その身を虚偽の孤立波と分かち、末に会わんと思え。 その幻の海流を作るは、汝ら。 現を幻とし、幻を現と見よ。 粘性力と慣性力とをその身に引き連れ、私の語る幻を現とせよ。 この場を領(うしは)くは、私の世界である――! 「……『治癒の書(キターブ・アッシファー)』!!」 津波は、シーナーの目前まで迫っていた。 シーナーの構えた腕を、その水が飲み込んでしまうかと見えた瞬間。 津波が、割れた。 波は、シーナーのいる場所の遥か向こうからばっくりと左右に分かれて流れ、後方に広がっていく。 津波の内部にいる魚群が、その海水の断面から覗く。 その魚たちは、皆一様に同じ方向を向き、本来の津波の流れを無視するかのように泳いでいた。 常人の目には見えぬほど小さな貝や軟体動物の幼体、海中を埋めるプランクトンに至るまでが、津波を引き裂くように統一された方向に動いていく。 津波を左右に分断し慣性に反する彼らが、海水の大部分を引き連れ、実際にあたかも大岩がその流れを堰き止めているかのようにその津波を割っていた。 シーナーの足下には、わずかに爪先を濡らす程度の水が流れてくるのみであった。 「……水温が高いですね。かなり南方から流れてきたのでしょうか」 しかし、島の振動から鑑みて、津波はやはり全方位から島をめがけて襲って来ている。 恐らく参加者か闖入者の中に、こうした波浪を操作できる能力を持つ者がいるのだ。 そしてその者は、ヒグマないしこの実験自体を壊滅させるべく、この大技を用いてきたと考えるのが自然だ。 シーナーが一人ごちる中、分断された津波の中を、一人の人間が流されて行ってしまった。 短めの茶髪に、中学校の制服を着た少女だった。 必死に水中をもがき、血走った眼をひんむいていたが、あれでは溺れ死ぬのも時間の問題だろう。 「……哀れなものですね。あれが話に聞く土左衛門ですか。 数メートル以上高さのある建物や木に登ればいいだけなのですから、こんな現象で死者が出て欲しくはないのですが……」 少女の流れる先を横目で追った後、シーナーは溜め息をつく。 問題点は、当座の津波の死者だけではない。 押し寄せる海水が下水道から流れ込み、ヒグマ帝国内にまで進入してしまう可能性がある。 E-6エリアは自分が守ったが、他のエリアまで『治癒の書』で助けに行くにはいささか後手に回りすぎた。 加えて、島の西には海食洞がある。 島の上からの浸水だけではなく、そちらから直接津波が流れ込んで、帝国が完全に水没してしまう危険性すらあった。 布束特任部長とヤイコさんも、そこのクルーザーを利用しに向かっているはず。 さらに、引き波で地上のヒグマや参加者たちが島外に散ってしまったら実験存続どころですらなくなる。 早急な対応が必要であろう。 「……火山どころではありませんね。 ヒグマ提督さんの作成した島風さんが機能してくれればいいのですが。 どうするべきでしょうかねぇ。 委任しきれるほど綿密に連携をとっていないでしょうし彼らは……」 割れた津波の前に、シーナーは暫くの間、佇んでいた。 そしてその体は、再び動き出す。 「キングさんやシバさん、シロクマさん方にも動いてもらう必要がありますかね……」 閉ざせ。 汝らが今、見、聴き、嗅げるものは虚偽。 閉ざせ。 汝らの眼耳鼻舌身意(げんにびぜっしんに)。 その眼を、耳を、鼻を、私に明け渡せ。 始源の感覚でこの檄を聞け――。 シーナーの肉体は、その全身から溢れる黒いものに覆われた。 何者にも見えざる色。聞こえぬ音。 シーナーの存在は再び、影も残さずにあらゆる者の認識から消え去っていた。 【E-6:街/朝】 【穴持たず47(シーナー)】 状態:健康、対応五感で知覚不能 装備:『固有結界:治癒の書(キターブ・アッシファー)』 道具:なし [思考・状況] 基本思考:ヒグマ帝国と同胞の安寧のため、危険分子を監視・排除する。 0 地下に戻って帝国の防衛に当たるか? それとも地上で会場内の収集に当たるか? [備考] ※『治癒の書(キターブ・アッシファー)』とは、シーナーが体内に展開する固有結界。シーナーが五感を用いて認識した対象の、対応する五感を支配する。 ※シーナーの五感の認識外に対象が出た場合、支配は解除される。しかし対象の五感全てを同時に支配した場合、対象は『空中人間』となりその魂をこの結界に捕食される。 ※『空中人間』となった魂は結界の中で暫くは、シーナーの描いた幻を認識しつつ思考するが、次第にこの結界に消化されて、結界を維持するための魔力と化す。 ※例えばシーナーが見た者は、シーナーの任意の幻視を目の当たりにすることになり、シーナーが触れた者は、位置覚や痛覚をも操られてしまうことになる。 ※普段シーナーはこの能力を、隠密行動およびヒグマの治療・手術の際の麻酔として使用しています。 ※E-6エリアの全体及びE-5エリアの南側は、シーナーの能力により、津波による影響を完全に免れました。 ;;;;;;;;;; ――死んでたまるかっ!! 「おおうりゃあああああっ!!!」 津波の中から、一筋の雷がさかしまに立ち昇った。 水面を飛沫と裂き、その雷は間近いビルの壁面に直撃する。 オフィスビル4階の窓枠に磁力で取り付いて、雷は肩で荒く呼吸した。 常盤台のレベル5、『超電磁砲(レールガン)』。 宇宙から帰還したばかりの『電撃使い(エレクトロマスター)』、御坂美琴その人だった。 茶髪も制服も海水でずぶ濡れになり、その身に張り付いている。 眼下で街道を埋め尽くしてゆく津波の流れを見ながら、彼女は溜め息をつく。 恋しかった地球の空気を肺の奥に存分に吸い込み、美琴は窓ガラスを破ってビルの中に入り込んだ。 宇宙空間から帰還した御坂美琴は、太平洋の日本近海に着水していた。 そして、海底まで宇宙ゴミの即席ポッドとともに一挙に沈んだ美琴を襲ったのは、突然の津波。 浮上していた美琴はそのまま津波に飲まれ、奇跡的に目的の島まで流されていた。 瓦礫や海流にポッドを剥ぎ取られ、必死にもがく彼女が街に至らんとした時、突如その目の前には大岩が出現していた。 周囲の魚たちと共に全身の力を出し尽くしてその岩を泳ぎ避け、残る演算能力を振り絞り、林立するビルに磁力を向けていたのだった。 「……大気圏突入のお出迎えが津波ねぇ……。 もう、色々ふざけてるとしか言いようがないわ。 佐天さんたち、流されてないわよね……。 あとちょっとだけ、待っててね……」 オフィスのデスクに突っ伏して、彼女はその天板に疲弊を流していた。 【D-6:街(とある一棟のオフィスビル内)/朝】 【御坂美琴@とある科学の超電磁砲】 状態 疲労(大)、ずぶ濡れ、能力低下 装備 なし 道具 なし [思考・状況] 基本思考 友達を救出する 0 佐天さんと初春さんは無事かな……? 1 なんで津波が島を襲ってるんだろう? 2 あの『何気に宇宙によく来る』らしい相田マナって子も、無事に戻って来てるといいけど。 3 今の私に残った体力で、このまま救出に動けるかしら……? [備考] ※超出力のレールガン、大気圏突入、津波内での生存、そこからの脱出で、疲労により演算能力が大幅に低下しています。 ;;;;;;;;;; 回避された。 あの一瞬の交錯で、それだけはわかりました。 代りに受けた被害は、鉤爪による深い割創。 左の肩口から、脇の下を抜け、背面に至る。 折れた肋骨が胃に刺さり、肺の挫傷、動揺胸郭まで呈している。 加えて、岩壁との衝突の衝撃により内臓が損傷している。 とりわけ心臓の外傷が無視できない。 心膜内に血液が漏出しており、心タンポナーデを引き起こしている。 心駆出率が低下し、死に至るのにそれほど長い時間は掛からないでしょう。 と、ヤイコは気絶した脳内の電気信号の残滓で、冷静に自己を分析します――。 短い生存期間でした。 体躯には恵まれないながらも、生まれ持った能力と、小さいがゆえにできる活動とで、ヤイコは自身の存在に自信を持っていました。 しかし、この能力を用いても、侵入者1人に返り討ちにあってしまう程度ならば、多分、ヤイコには価値がなかったのでしょう。 布束特任部長も、殺害できませんでした。 ヤイコはヒグマ帝国のためを思うがゆえに、あなたを殺そうとしました。 あなたはヒグマ帝国のためを思うがゆえに、ヤイコを殺そうとしました。 どういうことなのでしょう。 ヤイコの作成技術を造って下さった布束特任部長の方が正しいとすれば、ヤイコは間違っていたことになります。 だとすれば、ヤイコはこのまま死んでしまったほうが、ヒグマ帝国のためになるということでしょうか? なるほど。 生命の繋がりというものは、上手くプログラミングされているものです。 生き残るべきものが生き、死ぬべきものは然るべき時に死ぬのですね。 それならば、ヤイコは布束特任部長やシーナーさん方に謝罪の意を表明しつつ、静かに死のうと思います――。 『――死んでたまるかっ!!』 その時。 海中に沈むヤイコの意識に、確かに響いてくる声がありました。 誰よりも近くにいた、ヤイコ自身のようなその声。 自身の能力の放射を、そのまま外から浴びせられたような――。 どこか、とても懐かしい気がする声でした。 そしてまた、ヤイコを響かせる声が聞こえてきます。 「――戻ってきなさいッ! ヤイコ! 死んでは駄目! 帰ってきなさい!!」 「……ぐばっ……」 痛いです。布束特任部長。 そんなにヤイコの胸を断続的に圧迫しないで下さい。 今、ヤイコの心臓には、血が――。 あれ? 「……まったく、恩人の望みが、このヒグマの回復だなんて……。私やのぞみの命は、このヒグマと同等なのかい?」 「等しく尊いに決まってるわ!」 自己の体内を走査するに、左半身の損傷の大半が、肉芽組織に覆われています。 内臓損傷の大部分も吸収され、治癒しているようですね。 不可解なことがあるものです。 「キリカちゃん、こっちは準備オッケーだよ!」 「やっとかい、のぞみ……。速度低下と治癒魔法の同時行使とか……魔力のバーゲンセールをする私の身にもなってくれよ」 「ごめんごめん! 行くよー……っ!!」 頭の脇で、温かな力の奔流を感じます。 力強い。 温かな布束特任部長の腕が、ヤイコの胸にもその温もりを導いてくれるかのようです。 「『プリキュア・シューティング・スター』ッ!!!」 ヤイコの眼は、胡蝶の様な暖かい光の束に、海食洞に迫る津波が、真っ二つに引き裂かれる光景を捉えていました。 ヤイコの隣には、片目に眼帯をつけた、あの時の侵入者が立っています。 彼女はヤイコと眼を合わせると、肩をすくめて立ち去ってしまいました。 そして、ヤイコの顔には、暖かい水滴が滴り落ちてきます。 横たわっているヤイコの上には、布束特任部長の顔がありました。 御髪が濡れて、海草のようではありませんか。 折角の整った表情もぐしゃぐしゃです。 なぜ、あなたはそんなにも、眼球から雫を零しているのですか――? 「――わかる? ヤイコ? これがね、これが、愛ってものなのよ」 あの時ヤイコの触覚に触れた、暖かな液体が降り注いでいます。 涙というこの体液すら、力になっていく。 悪い感覚ではありません。 これが、愛というものですか。 ヤイコの生命の意味は、その愛に見合うものなのですか? ヤイコには、まだそんな知識を教えてくださるほどの価値が、あるのですか? 津波を引き裂き、傷を癒し、ヤイコにまで温もりを与えてくれるこれが、愛なら。 きっと、その本質は、素晴らしいものなのでしょうね。 【A-5の地下:ヒグマ帝国(海食洞)/朝】 【夢原のぞみ@Yes! プリキュア5 GoGo!】 状態 ダメージ(中)、キュアドリームに変身中、ずぶ濡れ 装備 キュアモ@Yes! プリキュア5 GoGo! 道具 なし 基本思考 殺し合いを止めて元の世界に帰る。 0 キリカちゃんと一緒に津波も打ち消せたし、布束さんとヤイコちゃんとお話ししよう! 1 ここがどこかわかったら、キリカちゃんと一緒にリラックマ達を捜しに行きたい。 2 ヤイコちゃんかわいいなぁ。 [備考] ※プリキュアオールスターズDX3 終了後からの参戦です。(New Stageシリーズの出来事も経験しているかもしれません) 【呉キリカ@魔法少女おりこ☆マギカ】 状態 疲労(中)、魔法少女に変身中、ずぶ濡れ 装備 ソウルジェム(濁り中)@魔法少女おりこ☆マギカ 道具 キリカのぬいぐるみ@魔法少女おりこ☆マギカ 基本思考 今は恩人である夢原のぞみに恩返しをする。 0 布束砥信。キミの語る愛が無限に有限かどうか、確かめさせてもらうよ? 1 恩返しをする為にものぞみと一緒に戦い、ちびクマ達を捜す。 2 恩返しをする為にも布束には協力してやりたいが、何にせよ話を聞くところからだ。 3 ただし、もしも織莉子がこの殺し合いの場にいたら織莉子の為だけに戦う。 4 ヒグマにまで愛を向けるとか、正常な人間なのか布束は? のぞみも微妙だし……。 [備考] ※参戦時期は不明です。 【布束砥信@とある科学の超電磁砲】 状態:健康、制服がずぶ濡れ 装備:HIGUMA特異的吸収性麻酔針(残り27本)、工具入りの肩掛け鞄、買い物用のお金 道具:HIGUMA特異的致死因子(残り1㍉㍑)、『寿命中断(クリティカル)のハッタリ』、白衣 [思考・状況] 基本思考:ヒグマの培養槽を発見・破壊し、ヒグマにも人間にも平穏をもたらす。 0 ヤイコが助かって良かった……。 1 キリカ・のぞみの情報を聞き、ヤイコと和解させ、協力を仰ぐ。 2 帝国・研究所のインターネット環境を復旧させ、会場の参加者とも連携を取れるようにする。 3 やってきた参加者達と接触を試みる。 4 帝国内での優位性を保つため、あくまで自分が超能力者であるとの演出を怠らぬようにする。 5 ヤイコにはバレてしまいそうだが、帝国の『実効支配者』たちに自分の目論見が露呈しないよう、細心の注意を払いたい。 6 ネット環境が復旧したところで艦これのサーバーは満員だと聞くけれど。やはり最近のヒグマは馬鹿しかいないのかしら? [備考] ※麻酔針と致死因子は、HIGUMAに経皮・経静脈的に吸収され、それぞれ昏睡状態・致死に陥れる。 ※麻酔針のED50とLD50は一般的なヒグマ1体につきそれぞれ0.3本、および3本。 ※致死因子は細胞表面の受容体に結合するサイトカインであり、連鎖的に細胞から致死因子を分泌させ、個体全体をアポトーシスさせる。 【穴持たず81(ヤイコ)】 状態:疲労(小)、ずぶ濡れ 装備:『電撃使い(エレクトロマスター)』レベル3 道具:なし [思考・状況] 基本思考:ヒグマ帝国と同胞の安寧のため電子機器を管理し、危険分子がいれば排除する。 0 ヤイコにはまだ、生存の価値があるのでしょうか? 1 ヤイコがヒグマ帝国のためを思って判断した行動は、誤りだったのでしょうか? 2 無線LAN、買いに行けますでしょうか。 ※島の西側の津波は、キリカの速度低下により、到達までのタイムラグが大きくなっているようです。 ※A-5エリア及びB-5エリアの全体、およびC-5エリアの西側付近などは、のぞみの攻撃により、津波による影響を完全に免れました。 ;;;;;;;;;; 「……あー……。いっちゃった……」 宇宙空間に一人取り残されたキュアハートは、宇宙の彼方と地球を交互に見やり、溜め息をついた。 折角分かり合えると思ったクマさんたちは、雷を操る『美琴サン』という女の子に吹っ飛ばされて、いなくなってしまった。 「ヒグマ7さー……ん!!」 叫んでも届かない。 彼らは超音速で飛んでいってしまったのだし、音を伝える空気すらここにはない。 本当なら今からでも追いついて愛を説きに行きたいところだったが、それでは本来の任務を見失ってしまう。 早く地上に戻って、会場のヒグマたちに愛を教えるべきなのだろうか。 思い悩む相田マナの脳内に、響いてくる声があった。 『ドーモ、相田マナ=サン。ヒグマ7と穴持たず14です』 「あ、ヒグマ7さん!? 答えてくれたんですね!?」 キュアハートは、その声をよく聞こうと、自分の頭を両手で抱える。 死んだはずのヒグマ7の声がなぜ脳内から聞こえるのかという異常性には、彼女は思い至らなかった。 『マナ=サンの愛の思いが、私たちのソウルを繋げて、引き寄せてくれましタ。 愛というものは、素晴らしいですネ』 「そうでしょう? やっぱりどんな生き物にも愛はあるのよ! あなたみたいに、みんなの胸のドキドキ、取り戻して見せるわ!」 『それは良いですネ。では、イタダキマス』 ぞぶっ。 「は……?」 相田マナは、自分の脳内に、奇怪な水音を聞いた。 自分の肉が、内側から食われているかのような音だった。 遅れて、自分の身体が流れ落ちてしまうような喪失感と、激しい痛みが彼女を襲う。 ぞぶり。ぞぶり。 「あっ……あふぅうっ……!?」 眼球がぐるりと白目を剥いた。 体内で暴れまわる熱感と痛みに、マナの両手はがりがりと自分の頭皮を掻いた。 血が溢れる。 浅側頭動脈が抉れて大量の血が金髪を濡らすが、彼女の煩悶は続く。 身をよじり、喘ぎ声を漏らし、精神の捕食者に抗おうとする。 しかし彼女の魂は、自らが招き寄せた魂を拒みきることはできなかった。 「あッ……、あはぁっ……! う、くぅう――!!」 白目を剥いた彼女の顔には、次第に歓喜の表情が浮かんでくる。 吐息に混ざる熱は、その痛みに耐えかねて、感覚を反転させた。 キュアハートは、自らが捕食され、全き愛と化すことを悦んだ。 自身の内部に侵入した者と溶け合い、自分の中身が彼にぶち撒けられる有様に、狂おしいまでの喜悦を得ていた。 「あああっ……!! あああああああああああっ!!!」 相田マナは7度、痙攣した。 体内に蠢く余韻をびくびくと感じながら、彼女は肺の奥から熱い吐息を搾る。 「……アーイイ……」 火照ったようなその表情には、蕩けるような笑みが浮かんでいた。 ふっ、ふっ、とその体に宇宙を呼吸しながら、相田マナだった彼女は笑う。 側頭から血液を溢れさせながら、恍惚の笑顔を、彼女は地球へと向ける。 「キュンキュンするよぉー……。 やっぱり、ヒグマさんの笑顔を見ると、こっちも嬉しくなるなぁー……」 キュアハートの指先は、宇宙空間にハートマークを描いた。 溢れ出た自分の血液で描かれたその文様は、真っ赤な縁取りとして彼方の地球を包む。 真の愛の前には、地球でさえちっぽけなものだ。 彼女はそして、中空に浮く血のハートを、べろりと舐め取った。 口中に広がる滋味深い味わいに、聖女のようなその笑顔は一段と笑みを濃くする。 「……おいしい~……。 ……みんなを食べて、食べられて、一つになれば、もう友達だよね。 ヒグマ7さんの教えてくれた愛のカタチ、みんなにも教えてあげなくちゃー……」 プリキュアたるもの、いつも前を向いて歩き続けること。 それが彼女の心得である。 例え、自分の魂が半分食い破られ、ニンジャとヒグマのソウルに侵食されたのだとしても、それは変わらない。 彼女にとっては、その汚染物でさえも、愛を交し合った仲間であった。 聖女は、その思考に雑音が入ろうとも、その意志を貫く。 重ね合った、この想いは誰にも壊せないから……! 【???/宇宙/朝】 【相田マナ@ドキドキ!プリキュア、ヒグマ・ロワイアル、ニンジャスレイヤー】 状態 健康、変身(キュアハート)、ニンジャソウル・ヒグマの魂と融合 装備 ラブリーコミューン 道具 不明 [思考・状況] 基本思考 食べて一つになるという愛を、みんなに教える 0 そうか、ヒグマさんはもともと、愛の化身だったんだね! 1 任務の遂行も大事だけど、やっぱり愛だよね? 2 まずは『美琴サン』や山岡さんに、愛を教えてあげようかな? [備考] ※バンディットのニンジャソウルを吸収したヒグマ7、及び穴持たず14の魂に侵食されました。 ※ニンジャソウルが憑依し、ニンジャとなりました。 ※ジツやニンジャネームが存在するかどうかは不明です。 No.104 鷹の爪外伝 北海道周辺より愛をこめて 接触編 本編SS目次・投下順 No.106 水雷戦隊出撃 No.099 大沈没! ロワ会場最後の日 本編SS目次・時系列順 No.113 文字禍 No.098 ゼロ・グラビティ 御坂美琴 No.115 羆帝国の劣等生 相田マナ No.108 老兵の挽歌 No.097 気づかれてはいけない 穴持たず47 No.116 水嶋水獣 布束砥信 No.099 大沈没! ロワ会場最後の日 呉キリカ 夢原のぞみ ヤイコ